株価指数先物【昼のコメント】 日経平均が節目の2万8500円回復で、いったん達成感が意識されやすい
日経225先物は11時30分時点、前日比250円高の2万8440円(+0.88%)前後で推移。寄り付きは2万8360円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8395円)にサヤ寄せする格好から買いが先行した。直後に付けた2万8320円を安値にロングが強まり、中盤にかけて3月9日に付けた高値2万8480円を突破し、一時2万8510円まで買われた。その後は短期達成感から2万8420円~2万8500円辺りでの保ち合いを継続。
日経225先物はボリンジャーバンドの+2σ(2万8550円)に接近してきたことで、いったん利食いが入りやすい水準だろう。4月5日の戻り高値だった2万8330円が支持線として意識されてくるため、後場はオプション権利行使価格の2万8375円~2万8500円処のレンジで推移しそうだ。また、ファーストリテイリング<9983>が9%を超える上昇となり、1社で日経平均株価を約277円押し上げている。その他は週末モードに入っており、手掛けづらいところだろう。短期達成感のなか、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.09倍に上昇した。一時14.12倍まで上げ幅を広げており、上値を抑えられていた200日移動平均線を捉える場面も見られた。短期的にはNTロングの利益確定に伴う巻き戻しが入りやすい。
株探ニュース