注目銘柄ダイジェスト(前場):日置電、アセンテック、アクシージアなど

市況
2023年4月18日 11時50分

日置電<6866>:9870円(+970円)

大幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は23.4億円で前年同期比27.6%増益となっている。通期計画79.4億円、前期比12.3%増に対する進捗率は29.5%の水準であり、順調な立ち上がりと評価が先行しているようだ。バッテリー、エネルギー市場関連の計測器需要が高い状態で推移しているなか、部品欠品による一部製品の出荷停止の状況解消、本社工場の増床・増築による生産能力強化なども寄与しているもよう。

アセンテック<3565>:625円(+61円)

大幅続伸。長期的な協業関係の構築による事業の拡大を目指し、チェンジと業務提携を開始すると前日に発表している。今回の業務提携は、3月に発表している純国産SaaSセキュリティプラットフォーム「ブレイクアウト」をチェンジが取り扱い、国内の顧客に共同でSaaSアクセス環境の新しい利用形態を提案していくことを目的としているようだ。業績へのインパクトを期待する動きが先行している。

アクシージア<4936>:1144円(+95円)

大幅反発。発行済み株式数の2.90%に当たる75万株、11億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は4月18日から6月30日まで。成長投資と株主還元の両立を図り、株主への一層の利益還元を遂行できるようにすることを取得目的としている。当面の需給改善を期待する動きが先行しているようだ。株価が安値圏にある中で、リバウンド期待の高まりにもつながる形へ。

デサント<8114>:4250円(+145円)

大幅反発。SMBC日興証券では投資判断「1」、目標株価5200円でカバレッジを開始している。中長期で海外事業の成長期待が今後も可能と判断しているようだ。伊藤忠商事やAntaと始めた中国でのデサントブランドの打ち出しが奏功し中国事業が急成長しているほか、近年苦戦してきた韓国事業も不採算店舗の削減など収益性改善の取り組みで底打ちは近いと見込んでいるもよう。

ソシオネクスト<6526>:10510円(+620円)

大幅続伸。SBI証券では投資判断を「買い」、目標株価を14000円として新規カバレッジを開始している。「ビジネスモデル変革」と「業界環境の変化」による成長ポテンシャルに注目としているもよう。同社では中期財務目標として、年平均成長率 10%台後半という売上成長目標を掲げているが、市場成長や大型商談の獲得が進展していることから、達成確度は高いと判断しているようだ。

イーディーピー<7794>:2735円(+172円)

大幅に5日ぶり反発。「佐賀大学の研究グループが人工ダイヤモンドを使った高品質の半導体の回路を世界で初めて開発したと発表した」と報じられ、買い材料視されている。報道によると「実用化されれば、携帯電話の高速・大容量の通信規格などへの活用が期待される」という。イーディーピーは半導体への応用に向けた研究開発で使用可能なダイヤモンド基板を供給しており、関連銘柄の一角として物色されているようだ。

ラバブルマーケ<9254>:1619円(+89円)

大幅に反発。SNSマーケティング支援事業の子会社ジソウ(東京都港区)が地方自治体や飲料メーカー、情報通信など複数社のSNS運用支援をスタートすると発表している。具体的な支援内容は、SNS運用の自走支援やSNSの運用代行、SNS運用に関するセミナー・研修など多岐にわたるという。ジソウは6日に設立したばかりで、順調な滑り出しを好感した向きが買いを入れているようだ。

シリコンスタ<3907>:1478円(+8円)

4日ぶり反発。10万株(1.47億円)を上限とする自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は3.36%。18日朝の立会外取引(ToSTNeT-3)で買い付けを委託する。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的。シリコンスタジオ株は13日に年初来高値を記録した後は下落していたため、押し目買いも入っているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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