ゴールドマンが決算受け下落 FICC部門が減収となり予想も下回る=米国株個別
ゴールドマン<GS>が下落。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、債券・為替・商品(FICC)が減収となり、予想も下回ったことが嫌気されている。これまで決算を発表した大手銀の中で唯一の減少となったが、通貨と商品が不調だった。全体の経常収益も予想を下回っている。
消費者金融部門のマーカスの約40億ドル相当のローンブックの一部を売却し、貸倒引当金を4億4000万ドルを戻し入れた。1株利益は予想を上回ったが、減益となった。
ソロモンCEOは声明で、「第1四半期の銀行混乱は現実世界でのストレステストとなり、弊社や他の米大手銀の弾力性も示した」と述べた。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):8.79ドル(予想:8.21ドル)
・経常収益(調整後):122.2億ドル(予想:128.0億ドル)
FICC:39.3億ドル(予想:41.9億ドル)
株式:30.2億ドル(28.3億ドル)
投資銀行:15.8億ドル(予想:15.4億ドル)
グローバル・バンキング:84.4億ドル(予想:87.9億ドル)
純受取利息(NII):17.8億ドル(予想:21.8億ドル)
・運用資産(AUM)2.67兆ドル(予想:2.60兆ドル)
・貸倒引当金:1.71億ドル(予想:8.27億ドル)
(NY時間09:33)
ゴールドマン<GS> 328.13(-11.55 -3.40%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美