いちごが年初来安値ツラ合わせ、今期経常益45%減の計画を嫌気
いちご<2337>が急落し、年初来安値にツラ合わせした。19日の取引終了後、23年2月期の連結決算発表にあわせ、24年2月期の業績予想を開示した。今期の経常利益は前期比44.7%減の60億円を計画。大幅な経常減益の見通しとなったことを嫌気した売りが膨らんだようだ。
金利スワップ差益や、アセットマネジメント部門での物件売却による成果報酬がはく落する。一方、特別損失のはく落などを背景に、今期の最終利益は同6.3%増の100億円を予想する。
23年2月期の売上高は前の期比19.6%増の680億9300万円、経常利益は同45.2%増の108億4800万円だった。年間配当はこれまでの予想から1円増額の8円で決定。今期の年間配当も8円を継続する予定とした。