注目銘柄ダイジェスト(前場):ダイワ通信、NOK、ウェルスナビなど

市況
2023年4月20日 11時40分

関門海<3372>:264円(+26円)

大幅反発。前日に株主優待制度の一部変更を発表している。同社では毎年2回の株主優待券導入による優待制度を実施しているが、これまではとらふぐ料理「玄・醍醐・天楽」コースに限定されていた利用が、4000円以上のコース料理全てで使えるようにするようだ。株主の利用機会の拡充及び利便性の向上を図ることを目的としている。ポジティブな反応がストレートに強まる形となっている。

アサヒ衛陶<5341>:672円(+27円)

大幅反発。EV急速充電器の第1号機種となる「EV・PHEV用急速充電器A-QUICK」について、CHAdeMO協議会によるCHAdeMO認証を取得したと発表している。A-QUICKはテンフィールズファクトリーが開発した従量制課金システムを搭載したEV急速充電器、今回の認証取得により急速充電器市場へ本格的に参入することとなる。今後の需要拡大が見込まれる分野でもあり、先行き期待へとつながる形に。

ダイワ通信<7116>:1914円(+400円)

ストップ高。ヤマト運輸とAI顔認証送迎用バス置き去り防止安全装置Face Roll Callについて、全国の送迎バス保有事業者への訪問取付を目的とした業務委託契約を締結したと発表している。同装置は国交省が策定したガイドライン適合製品として、内閣府の適合品リストに掲載されているもの。ヤマトグループのネットワークやノウハウを活用することで、導入が進んでいくとの期待が先行する形に。

八洲電機<3153>:1336円(+93円)

大幅続伸。前日に23年3月期業績予想の修正を発表している。営業利益は従来予想の26億円から28億円、前期比31.8%増に上方修正。修正幅は限定的だが、第3四半期累計では営業赤字であったため、上方修正に意外感も強まっているようだ。プラント事業を中心に、老朽設備の更新や設備の維持・保全案件など、付加価値の高いエンジニアリング案件が第4四半期において好調に推移したことが背景のもよう。

NOK<7240>:1780円(+239円)

買い気配から大幅高。新中期経営計画期間中の資本政策及び株主還元方針を発表している。3カ年で総額675億円を下限とした株主還元を実施するとし、24年3月期には100億円の自己株式取得を行うほか、配当金は24年3月期から3カ年においてDOE2.5%以上とし、総額375億円を下限にするなどとしている。同時に、23年3月期の期末配当金も25円から50円に引き上げ、年間配当金は前期比25円増の75円配にするとしている。

J・TEC<7774>:568円(+55円)

一時ストップ高。再生医療受託事業(CDMO事業)に係るノウハウを非独占的に親会社の帝人<3401>へ提供するライセンス契約を締結したと発表している。教育研修・実地指導や文書の形で当該事業に係るノウハウを帝人に提供する。ライセンス供与の対価として帝人が実施するCDMO事業の立ち上げ段階に応じたマイルストン対価(総額最大3.7億円)、帝人が実施する同事業の売上と連動したランニングロイヤルティを受領する。

スパイダープラス<4192>:578円(+17円)

大幅に4日ぶり反発。オプティム<3694>と連携してスパイダープラスのサポートセンターによる「遠隔操作支援」を5月17日から提供すると発表している。オプティムのリモートサポートサービス「Optimal Remote」を通じて建設DXサービス「SPIDERPLUS」の画面共有を実現する。カスタマーサポートに問い合わせ中のユーザーと同じ画面を見ることで、より効率的で的確な顧客サポート業務の実現と顧客満足度のさらなる向上を目指す。

ウェルスナビ<7342>:1268円(+125円)

大幅に続伸。ロボアドバイザー「WealthNavi」の預かり資産が8000億円を突破したと発表している。WealthNaviは「長期・積立・分散」の資産運用を自動化し、ETF(上場投資信託)を通じて世界約50カ国の1万2000銘柄に分散投資するサービス。資産配分の決定から発注、積立、リバランス、税金最適化まですべて自動で行うという。預かり資産の増加が素直に評価され、買いが入っているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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