株価指数先物【昼のコメント】 2万8500円処での底堅さが意識されるなか、首相発言きっかけにリバウンド基調が強まる

市況
2023年4月20日 12時10分

日経225先物は11時30分時点、前日比60円高の2万8640円(+0.20%)前後で推移。寄り付きは2万8470円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万8550円)を下回り、利食い先行で始まった。現物の取引開始直後に2万8440円まで売られたものの、売り一巡後は押し目狙いのロングにより、2万8500円を上回って推移。その後、岸田首相が海外からの投資呼び込みに向けた「アクションプラン」を月内にも示すと表明したと伝えられたことをきっかけに、リバウンド基調が強まり、終盤にかけて2万8670円まで買われた。

日経225先物は売り先行で始まったが、寄り付き後ほどなくして2万8500円を回復するなど、底堅さが見られた。さらに、岸田首相の発言をきっかけにロングが強まり、短期筋のショートカバーを誘った。ただし、積極的に上値を追う動きは期待しづらく、報道を受けてプラスに転じた東京エレクトロン <8035> [東証P]などの動向を見極めたいところだろう。ショートを仕掛けてくる動きは限られるものの、こう着感が強まるようだと、次第にロングの持ち高調整に伴う売りが重荷になりやすい。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.05倍に上昇した。支持線として意識される25日移動平均線水準からの理想的な反発となった。ただし、首相発言の影響が大きく短期的な商いが中心と考えられ、一段とNTロングの動きが強まる展開は期待しづらいところだ。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.