ダウ先物は182ドル安 テスラが決算受け時間外で下落=米国株

市況
2023年4月20日 22時12分

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:50)

ダウ先物 33851(-182.00 -0.53%)

S&P500 4147.75(-30.75 -0.74%)

ナスダック100先物 13063.00(-120.00 -0.91%)

米株価指数先物市場でダウ先物は下落。市場の関心が決算に移る中、テスラ<TSLA>が前日の決算を受けて時間外で下落しており、IT・ハイテク株の足を引っ張っている。テスラは決算前に一部車種の値下げを発表していたが、マスクCEOは更なる値下げの可能性も示唆していた。また、これまでの値下げで利益率が圧迫されていることも確認された。

また、取引開始前にAT&T<T>とアメックス<AXP>が決算を発表していたが、ネガティブな反応を見せている。いまのところ、S&P500企業の16%が決算を発表しているが、まちまちな内容で、決定打がない状況。事前の悲観的な見方までは落ち込んではいないものの、少なくとも景気後退を不安視している市場の懸念までは解消されていない。

市場からは、「投資家の関心は決算に集中しているが、決算だけが市場全体を牽引することはない。決算はいまのところまちまちで、全体の方向性よりも、個別に反応している印象だ」との指摘も出ている。

取引開始前に4月調査のフィラデルフィア連銀指数と米新規失業保険申請件数が発表になっていた。フィラデルフィア連銀指数は予想を下回る内容となっていたが、いまのところ株式市場の反応は限定的。

きょうはこのあと3月の米中古住宅販売件数が発表されるほか、ウォラーFRB理事、ボスティック・アトランタ連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁が講演を行う。

FRBの5月利上げはほぼ固まったようだが、その先が不透明。直近の米経済指標やFOMC委員の発言を受けて、5月のみならず、6月の利上げへの期待も一部では高まっているが、短期金融市場ではまだその確率を30%程度でしか織り込んでいない状況。

(NY時間09:00) 時間外

AT&T<T> 18.80(-0.90 -4.57%)

アメックス<AXP> 162.25(-2.70 -1.64%)

アップル<AAPL> 166.01(-1.62 -0.97%)

マイクロソフト<MSFT> 286.75(-1.70 -0.59%)

アマゾン・ドット・コム<AMZN> 103.77(-0.53 -0.51%)

アルファベット<GOOG> 104.74(-0.28 -0.27%)

テスラ<TSLA> 165.34(-15.25 -8.44%)

メタ・プラットフォームズ<META> 213.70(-2.00 -0.93%)

AMD<AMD> 89.28(-0.66 -0.73%)

エヌビディア<NVDA> 277.69(-1.62 -0.58%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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