ラスベガス・サンズが決算受け上昇 中国のギャンブラーのマカオへの回帰を示唆=米国株個別
カジノのラスベガス・サンズ<LVS>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。不動産EBITDAも予想を上回っている。今回の決算は中国のギャンブラーがマカオに戻って来ていることが示唆された。
同社のゴールスタインCEOは「市場全体で旅行・観光支出の力強い回復が始まっている」と述べた。マカオの各拠点での不動産EBITDAは2019年以来の大幅な黒字となった。前年の1億1000万ドルから7億9200万ドルに7倍以上増加している。
アナリストからは、「同社はマカオとシンガポールで軒並み力強い回復を見せている。今回の決算は同社がフル稼働状態に戻ったときに、EBITDAをさらに回復させるための十分な余地があることを示唆している」といった指摘も出ている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.28ドル(予想:0.17ドル)
・売上高:21.2億ドル(予想:18.3億ドル)
・不動産EBITDA(調整後):7.92億ドル(予想:6.05億ドル)
(NY時間10:21)
ラスベガス・サンズ<LVS> 62.64(+3.28 +5.53%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美