今日の為替市場ポイント：米長期金利低下でドルは伸び悩む可能性
20日のドル・円は、東京市場では134円97銭まで買われた後、134円39銭まで反落。欧米市場では134円86銭まで反発した後、一時134円01銭まで反落し、134円24銭で取引終了。本日21日のドル・円は主に134円台で推移か。米長期金利の低下を受けてドルは伸び悩む可能性がある。
20日のニューヨーク外為市場では、リスク回避のドル売りが優勢となった。米新規失業保険申請件数の増加、フィラデルフィア地区連銀発表の4月製造業業況指数は大幅に低下したことがドル売り材料となったようだ。米国債市場では、経済指標の悪化を受けて米国債2年の利回り水準が主に低下した。5月開催の連邦公開市場委員会（FOMC）会合で0.25ポイントの追加利上げが決定されると予想されているが、金融機関による貸出基準の厳格化は物価動向にも大きな影響を与えそうだ。そうなった場合、利上げは5月が最後となる可能性が高い。
《CS》