注目銘柄ダイジェスト(前場):DDHD、東製鉄、神戸天然物化学など

市況
2023年4月24日 12時00分

DDHD<3073>:1197円(+133円)

大幅反発。先週末に3カ年の中期経営計画を発表している。業績目標として、連結売上高400億円、連結営業利益28億円、ROE20%以上などを掲げている。23年2月期実績は売上高が322億円、営業利益が4.7億円であり、今後の大幅な収益改善計画にポジティブなインパクトが先行。23年2月期決算発表以降、株価は大きく上昇しているものの、一段の株高要因につながっている。

西松屋チェ<7545>:1618円(-30円)

反落。先週末に4月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比1.7%減となり、3カ月ぶりのマイナスに転じている。客単価が同2.8%上昇した一方、客数が同4.4%減少している。春物衣料や育児・服飾雑貨の売上高は好調に推移したものの、期間の後半に前年と比較して気温の低い日が多く、夏物衣料の売上高が前年を下回ったもよう。

リソー教育<4714>:304円(-14円)

大幅続落。先週末に配当方針の変更、並びに未定としていた今期の配当計画を発表している。これまで「株主還元率100%」を実施してきたが、今後は配当性向50%以上を目途として検討・実施することを基本方針にするとしている。一定の内部留保も検討する必要があるとの判断のようだ。これに伴い、24年2月期年間配当金は前期比6円減配となる10円としている。なお、新中計を策定し、26年2月期営業利益40億円を計画としている。

ANA<9202>:2930円(+79円)

大幅反発。先週末に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の950億円から1200億円に引き上げ、コンセンサスは会社計画をやや上回る水準であったため、想定以上の上振れと評価されているもよう。2月に公表している中期計画では、24年3月期1200億円を目標にしいたが、前倒しでの達成となる形に。国際線旅客収入が堅調な推移であったほか、コストの抑制効果も寄与したもよう。

東製鉄<5423>:1359円(-82円)

大幅反落。先週末に23年3月期の決算を発表、営業利益は381億円で前期比19.8%増となり、従来計画の410億円を下振れる着地に。販売単価下落やスクラップ価格の上昇でマージンが悪化、1-3月期は49億円で前年同期比46.3%減に。また、24年3月期は300億円で前期比21.2%減の見通しとし、320億円程度の市場コンセンサスを下振れ。スプレッドの悪化やコストの上昇を見込んでいるもよう。

エンバイオHD<6092>:764円(+33円)

大幅に反発。シーアールイー<3458>との資本業務提携を強化すると発表している。エンバイオ・ホールディングスは太陽光発電所の開発を加速し、パネル出力合計の短期的目標を100MW(現在46.2MW)とする。シーアールイーはロジスクエアの屋根を排他的に提供する。また、シーアールイーにエンバイオ・ホールディングス株150万株(増資後の所有議決権割合34.17%)を割り当てる。調達資金の約10.5億円は発電所の建設資金に充てる。

グッドパッチ<7351>:856円 カ -

ストップ高買い気配。サイバーエージェント<4751>と資本業務提携契約を締結すると発表している。サイバーエージェントが獲得したDX支援案件に対し、グッドパッチがUI/UXデザイン支援を提供する。また、サイバーエージェントの営業力を活用し、共同提案を実施する。グッドパッチはサイバーエージェントに新株71万7300株を割り当てる。募集後の持株比率は7.88%となる。調達資金の約4.9億円はデザイナーの採用費や人件費などに充てる。

神戸天然物化学<6568>:1624円(+129円)

大幅に反発。23年3月期の営業利益予想を従来の18.70億円から21.63億円(前期実績10.94億円)に上方修正している。好調な受注・販売を背景に人員・設備の高稼働が維持できたことから2月10日に業績の上方修正と配当の増額修正を開示していたが、織り込んでいた期ずれリスクが顕在化しなかったことから改めて見直した。相次ぐ業績の上振れ見通しが好感され、買いが集まっているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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