アルベマールが反発 チリ政府の発表で急落もひとまず買戻し=米国株個別
リチウム生産のアルベマール<ALB>が反発。先週末に大幅安となっていたが、きょうは買い戻しが入っている。先週末には、世界第2位のリチウム生産国であるチリのボリッチ政権が民間企業との共同出資契約で今後は政府が支配権を握り、過半数の権益を取得する方針を明らかにしたことで、同社株に売りが強まっていた。
チリ政府はアルベマールとチリの同業SQMの2社との既存の合意を尊重するが、2030年と43年に契約が失効した段階で国営モデルに移行するとしている。契約切れを待たずに企業側が権益譲渡を選択する可能性も想定される。
それに対して同社は「重大な影響はないと考えている。2043年までの有効な契約があり、チリ政府は既存の契約を完全に尊重することを明らかにした」と述べた。リチウム国家戦略案に関して、チリ政府との協力関係を継続するとも述べていた。
ひとまず、本日は買い戻しが出ている模様。
(NY時間14:24)
アルベマール<ALB> 183.70(+9.95 +5.73%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美