三菱UFJなどメガバンクは強弱観対立、米地銀株の時間外急落など金融不安再燃を警戒
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクは強弱観対立もやや買いが先行。相次ぐ米銀破綻による金融不安は収まったかに見えたが、前日は米地銀のファーストリパブリック<FRC>の1~3月期決算発表で、3月末時点の同社の預金残高が昨年末比40%も減少していることが判明し、人員を大幅削減する計画にあることも分かった。これを受け、同社株は時間外取引で急落するなど、波乱含みの動きとなっている。東京市場でも米国事業を展開する大手金融株には買い手控えムードが強い。一方、下値では空売り筋の買い戻しの動きなどが株価を下支えする形となり、売り買いが交錯している。