東京株式(前引け)=続伸、半導体や銀行株が下げ止まる
25日前引けの日経平均株価は前営業日比112円52銭高の2万8706円04銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は4億8662万株、売買代金概算は1兆1879億円。値上がり銘柄数は1371、対して値下がり銘柄数は383、変わらずは82銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方から主力株をはじめ幅広く買い優勢の展開となり、日経平均は2万8000円台後半で強調展開を続けた。これまで売られていた半導体関連や大手銀行株が下げ止まり、全体相場を下支えした。日経平均の上げ幅は一時200円を超える場面もあったが、前場取引終盤に手仕舞い売りで伸び悩んだ。ただ、個別株物色意欲は旺盛で値上がり銘柄数は全体の75%を占めている。
個別ではニデック<6594>が大商いで上値を追ったほか、任天堂<7974>も堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも高い。キーエンス<6861>、三菱電機<6503>なども上昇した。東名<4439>が大幅続伸、ベイカレント・コンサルティング<6532>も物色人気。半面、日本製鉄<5401>が安く、楽天銀行<5838>も大きく売られた。トレジャー・ファクトリー<3093>、Sansan<4443>なども下落している。