株価指数先物【昼のコメント】 買い一巡後はこう着ながら、権利行使価格の2万8625円を上回って推移
日経225先物は11時30分時点、前日比100円高の2万8690円(+0.34%)前後で推移。寄り付きは2万8680円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万8715円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。現物の取引開始直後には2万8800円まで買われる場面が見られたが、買い一巡後は利食いの流れとなり、中盤にかけて2万8660円まで上げ幅を縮めた。ただし、ショートを仕掛けてくる流れにはならず、終盤にかけては2万8660円~2万8760円処で推移。
24日の米国市場はまちまちの展開だったが、ニデック <6594> [東証P]が3%を超す上昇を見せ、指数をけん引する格好となった。また、このところ弱い値動きが目立っていた東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]、信越化学工業 <4063> [東証P]がプラス圏で推移していることも、日経225先物の支援材料となった。買い一巡後は寄り付き水準でのこう着とはなっているが、オプション権利行使価格の2万8625円を上回って推移するなか、2万8625円~2万8875円処での保ち合いが続こう。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.01倍に低下した。小動きではあるが25日移動平均線を下回っての値動きであるため、米大型テック株の決算を控えるなかでは、若干ながらNTショートを意識したTOPIX型に資金が向かいやすいようだ。
株探ニュース