ファースト・リパブリック、最大1000億ドルの資産売却を検討と伝わる=米国株個別
先ほどからファースト・リパブリック<FRC>の売買が交錯している。同銀はより広範な救済計画の一環として、500億-1000億ドルの長期証券および住宅ローン債権の売却を検討していると報じられた。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。売却すれば、資産と負債のミスマッチを縮小させることができるという。
米大手銀を含む買い手候補は、資産を市場価値よりも高く買うインセンティブとして、ワラントや優先株を受け取る可能性があるとも伝えた。同銀は米連邦預金保険公社(FDIC)からの差し押さを回避するためにバランスシートを強化し、資本調達の可能性をクリアしようとしているという。
ただ、株価は本日安値圏での推移に変化はない。
(NY時間12:50)
ファースト・リパブリック<FRC> 11.20(-4.80 -30.00%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美