大阪ソーダが続急落、水島工場でのアリルクロライド製造設備の稼働停止を嫌気
大阪ソーダ<4046>が続急落した。25日の取引終了後、岡山県倉敷市にある水島工場の製造設備の不具合に伴い、一部製品の生産を停止中だと発表した。業績へのネガティブな影響を懸念した売りが優勢となったようだ。
停止しているのはアリルクロライドの製造設備。3月上旬からの定期修理を経て同月下旬に稼働再開した後、4月4日にプラントの主要機器に不具合が確認された。現在、メーカーと共同で原因究明などを進めているが、稼働再開に時間を要することが見込まれるという。業績への具体的な影響については判明次第、公表するとしている。
同社のホームページによると、アリルクロライドは化学薬品や合成樹脂の製造に使用される。自動車や電子産業に必要なエポキシ樹脂を製造するためのエピクロルヒドリンの主原料としても用いられているという。