レーザーテクは半年ぶり2万円大台割れ、SOX指数急落で見切り売り誘発
レーザーテック<6920>が大幅安でフシ目の2万円大台を下抜けた。今年2月以降は一貫して売りに押される展開となり、一時的な戻り局面はあっても13週移動平均線が上値を押さえる強力な抵抗ラインとなっていた。きょうは下げが加速し、昨年10月下旬以来約半年ぶりとなる2万円大台割れとなった。
前日の米国株市場ではファースト・リパブリック・バンク<FRC>の暴落の影響で金融株の下げが目立ったが、インテル<INTC>やエヌビディア<NVDA>、アプライド・マテリアルズ<AMAT>といった半導体関連株も軒並み売り込まれ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3.4%安とNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数を大きく上回る下落をみせている。東京市場でもこのリスクオフの流れが波及し、半導体株への風当たりがきつくなっている。レーザーテクはきょうも11時前の段階で売買代金は1000億円超と全市場を通じて群を抜く水準をこなしており、マーケットの注目度の高さを映している。