株価指数先物【昼のコメント】 OP権利行使価格2万8250円~2万8375円でのレンジで推移

市況
2023年4月27日 12時15分

日経225先物は11時30分時点、前日比60円安の2万8350円(-0.21%)前後で推移。寄り付きは2万8290円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万8315円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。その後2万8240円とナイトセッションの安値水準まで売られたものの、中盤以降は下げ幅を縮め、終盤にかけて2万8350円まで持ち直した。

日経225先物の日中値幅は110円程度と、こう着感の強い相場であり、オプション権利行使価格の2万8250円~2万8375円のレンジで推移している。アドバンテスト <6857> [東証P]が10%を超える下落で日経平均株価を約87円程度押し下げているが、ファナック <6954> [東証P]がプラス圏で推移していることもあり、ショートを仕掛けづらくさせたようだ。また、メタ・プラットフォームズ<META>が時間外取引で上昇するなか、グローベックスの米株先物で、主要な株価指数が小幅ながらプラス圏で推移しいることも、売り一巡後のリバウンド狙いに向かわせたとみられる。ただし、積極的なリバウンド狙いのトレードも考えづらく、後場は狭いレンジでの推移になりそうだ。

なお、NT倍率は先物中心限月で13.99倍に低下した。アドバンテストや東京エレクトロン <8035> [東証P]の弱い値動きが指数の重荷となっており、TOPIX型優位の展開となった。ボリンジャーバンドの-1σ水準まで低下してきたため、NTショートの利益確定に伴う巻き戻しは意識されやすいだろう。

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