5日と25日線【ゴールデンクロス】低PER 12社選出 <テクニカル特集> 4月27日版
27日の東京株式市場は取引開始時点ではリスク回避ムードが強かった。米地銀の経営難を背景とした金融不安がくすぶっており、東京市場も買いを入れにくいタイミングにあった。あす発表される日銀の金融政策決定会合の結果と植田日銀総裁の記者会見を前に様子見ムードも拭えない。しかし、企業の決算発表が本格化するなか、好決算銘柄を物色する動きや内需の消費関連株を物色する動きが全体を支えた。プライム市場の売買代金は約1カ月ぶりとなる3兆円台に乗せた。大引けの日経平均株価は前日比41円高の2万8457円と小反発。プライム市場の値上がり銘柄数は1037、値下がり銘柄数は712、変わらずは86。
本特集では、テクニカル指標「移動平均線のゴールデンクロス」と割安・割高感を示す株価指標「PER」に注目しました。プライム市場において、短期的な上昇トレンドに転換した可能性が高まった、5日と25日移動平均線がゴールデンクロスを示現した銘柄をピックアップ。その中から予想PERがプライム市場平均 14.31倍を下回り、割安感が強い 12社を選び出しました。
選出した銘柄は、本格的な上昇トレンドに転換しない場合でも、PERが低く下値が限られるため、損失リスクが低いといえます。PBRなど他の指標も併せて吟味し、買い候補として注目してはいかがでしょう。
⇒⇒ スタンダード・グロース市場を含めた全銘柄版「5日と25日移動平均線のゴールデンクロス」も、併せてご活用ください。
銘柄名 PER PBR
<5017> 富士石油 3.8 0.28
<4047> 関電化 6.3 0.88
<4008> 住友精化 6.5 0.68
<7283> 愛三工 6.8 0.56
<3109> シキボウ 7.4 0.36
<6638> ミマキエンジ 7.6 0.90
<9435> 光通信 9.2 1.52
<7949> 小松ウオール 9.6 0.52
<9385> ショーエイ 10.2 1.13
<4368> 扶桑化学 10.4 1.56
<6988> 日東電 11.6 1.42
<5857> アサヒHD 11.9 1.46
※当情報は参考資料・データとして提供しております。売買に関する最終決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
株探ニュース