ロクが決算受け上昇 予想を上回る売上高見通しを示す=米国株個別
動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以下だったほか、売上高は予想を上回った。EBITDAの赤字も予想ほど膨らまなかった。第2四半期についても、予想を上回る売上高見通しを示している。
同社は声明で「年内はマクロ環境の不確実性が続くことが予想されるが、来年度のEBITDAの黒字はコミットする」と述べた。
アナリストは「業績が予想を上回り、EBITDAの見通しも予想を上回った。これらを考えると、株価は上昇する可能性がある」といったコメントや、「業績は全体的に好調で、見通しもしっかりしている。旅行および健康福祉分野がプラットフォーム収入の好調を牽引し、メディア・ エンターテインメントおよび金融サービス分野の不振を一部相殺した」との評価も聞かれた。
(1-3月・第1四半期)
・1株損益:-1.38ドル(予想:-1.44ドル)
・売上高:7.41億ドル(予想:7.08億ドル)
プラットホーム:6.35億ドル(予想:6.23億ドル)
プレイヤー:1.06億ドル(予想:0.84億ドル)
・粗利益率(調整後):45.6%(予想:45.1%)
・EBITDA(調整後):-0.69億ドル(予想:-1.06億ドル)
・ユーザーアカウント:7160万人(予想:7090万人)
・ユーザー単価:40.67ドル(予想:40.92ドル)
(4-6月・第2四半期見通し)
・売上高:約7.70億ドル(予想:7.64億ドル)
・EBITDA(調整後):-0.75億ドル(予想:-0.86億ドル)
(NY時間10:02)
ロク<ROKU> 57.39(+0.83 +1.47%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美