山パンがカイ気配スタートで上値指向鮮明、1~3月期営業34%増益達成し7月から値上げも発表
山崎製パン<2212>がカイ気配スタートで上値指向を鮮明としている。製パン大手で菓子パンを主力に国内トップシェアを誇るが、製品値上げ効果もあって足もとの業績は好調に推移している。同社が27日取引終了後に発表した23年12月期第1四半期(23年1~3月)決算は営業利益が前年同期比34%増の93億3500万円と大幅な伸びを達成した。通期予想に対する進捗率も35%に達しており、好決算を評価する買いが流入した。一方、同日に7月1日出荷分から食パンと菓子パンを平均で7%程度値上げすることも発表しており、これも株価の刺激材料となっている。