キッコマンが続急伸、今期最高益更新見通しと自社株買いなどを評価
キッコーマン<2801>が続急伸した。27日の取引終了後、23年3月期の連結決算発表にあわせ、24年3月期の業績予想を開示した。今期の最終利益は439億円と、前期比で微増ながら過去最高益を連続で更新する見通しとなった。更に、自社株買いの実施なども発表しており、これらを評価した買いを集めたようだ。
今期の売上収益は前期比3.0%増の6375億円を見込む。引き続き海外のしょうゆ部門で更なる成長を目指す構え。23年3月期の連結決算は、売上収益が前の期比19.8%増の6188億9900万円、最終利益が同12.4%増の437億3300万円だった。前期の期末配当はこれまでの予想の31円から、普通配当で7円増額。記念配当10円を加え48円(前の期末比9円増配)に決定した。年間配当は78円(前の期比17円増配)となる。今期は記念配当を落として、年間配当は69円を予定する。
加えて同社は、取得総数200万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.04%)、取得総額100億円を上限とする自社株買いを実施する。取得期間は5月10日から12月29日までとしている。