ナカノフドーが大幅高で新高値、建設セクターの低PBR・高株主還元株に投資資金流入

材料
2023年4月28日 12時31分

ナカノフドー建設<1827>が一時5.7%高の405円と大きく上値を伸ばし、3月9日につけた高値398円を上回り年初来高値を更新、21年8月中旬以来約1年8カ月ぶりにフシ目の400円台に乗せてきた。また、松井建設<1810>も一時4.7%高の715円に買われ、同じく3月9日につけた年初来高値698円を更新、700円台乗せは約1年1カ月ぶりとなる。

ここにきて、低PBRで配当利回りの高い建設セクターに物色の矛先が向いている。今週に入り英国の有力ファンドが大林組<1802>に対し6月に行われる株主総会の議題として12円の特別配当を提案して話題となったほか、清水建設<1803>は上限200億円の自社株買いを発表し、これを好感して株価を急伸させるなど、大手ゼネコンの株主還元に絡む思惑がマーケットの関心を集めた。建設セクターはPBRが1倍を大きく下回る銘柄が多く、中堅建設には特に目立つ。既に配当利回りの高い銘柄も多いが、東証の低PBR改善要請を背景に、株価が大幅に会社解散価値を下回る銘柄の注目度がにわかに高まっている。ナカノフドーはPBR0.3倍台で3%近い配当利回りを有し、松井建はPBR0.4倍台で配当利回りは3%を超えている。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.