北国FHDが後場急伸、ユニゾ再生法申請の影響懸念も上限10%の自社株買いを発表
北國フィナンシャルホールディングス<7381>が後場に急伸。一時8%を超す上げとなった。子会社の北國銀行の取引先であるユニゾホールディングス(東京都港区)が民事再生手続きの申し立てを行ったことに伴い、ユニゾHDに対する債権額などについて取り立て不能または遅延のおそれが発生したと27日の取引時間中に発表した。4月28日に予定していた決算発表も延期したが、この日の取引時間中に北国FHDは取得総数250万株(自己株式を除く発行済み株式総数の10.04%)、取得総額90億円を上限とする自社株買いを発表した。これがショートカバーを誘発する格好となり、株高に弾みがついたようだ。
取得期間は5月10日から2024年3月29日。あわせて、消却前発行済み株式総数の6.31%に相当する170万株を5月9日に消却する予定。