バーFRB副議長、金融機関監督の徹底的見直しを呼び掛け
バーFRB副議長(銀行監督担当)は報告書で、SVBの破綻を受け、FRBが米金融機関を監督する方法を徹底的に見直すよう呼び掛けた。バー副議長はSVB破綻の原因は同銀のリスク管理の甘さとFRBの監督不行き届きにあったとしている。
バー副議長はFRBのストレステストや流動性要件など、1000億ドルを超える資産を持つ金融機関に適用される規則を見直す方針を表明。SVBの破綻により、より広範な金融機関を対象にした基準強化の必要性が示されたとの見解を示した。
バー副議長はまた、資本計画やリスク管理が不十分な企業に対して、規制当局が追加の資本や流動性を要求したり、自社株買いや配当、役員報酬を制限したりする可能性もあるとも指摘している。