外為サマリー:一時136円70銭台に上昇、リスク選好的なドル買い・円売り流入
1日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=136円66銭前後と前週末の午後5時時点に比べて90銭強のドル高・円安となっている。
4月28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=136円30銭前後と前日に比べて2円30銭強のドル高・円安で取引を終えた。日銀金融政策決定会合で現行の大規模な金融緩和策を維持することが決まったほか、この日に発表された米経済指標で根強いインフレ圧力が示されたことを背景に、一時136円56銭と約1カ月半ぶりのドル高・円安水準まで上伸した。
日米の金融政策の方向性の違いから、この日の東京市場もドル買い・円売りが優勢となっている。日経平均株価が上昇するなどリスク選好地合いとなるなか、安全通貨とされる円が売られやすいこともあり、ドル円相場は午前9時30分ごろに136円78銭をつける場面があった。ただ、その後は上げ一服となっており、急ピッチの上昇に対する警戒感に加え、きょうは中国や香港、欧州主要国が休場となることから模様眺めムードも広がりやすいようだ。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1005ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0002ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=150円45銭前後と同1円00銭強のユーロ高・円安で推移している。