特殊陶が反落、前期下振れ着地と今期減配で利益確定売り先行
日本特殊陶業<5334>が反落。前週末4月28日の取引終了後に発表した23年3月期決算は従来予想から大きく下振れして着地。続く24年3月期は堅調な業績を見込む一方、配当予想を前期比33円減の133円としており、業績期待がしぼむ形で目先利益確定売りが先行しているようだ。
23年3月期決算は売上高が前の期比14.4%増の5625億5900万円(従来予想5858億円)、営業利益が同18.2%増の892億1900万円(同1122億円)だった。半導体不足や原材料価格の高騰、中国ゼロコロナ政策などに伴う新車販売減少の影響を受けた。
同時に発表した24年3月期業績予想は売上高が前期比6.7%増の6000億円、営業利益が同8.2%増の965億円。引き続き増収増益基調を続ける見通し。