日電硝が大幅反落、上期業績予想を一転営業赤字に下方修正
日本電気硝子<5214>が大幅反落している。4月28日の取引終了後、第2四半期累計(1~6月)連結業績予想について、売上高を1600億円から1400億円(前年同期比19.0%減)へ、営業損益を30億円の黒字から40億円の赤字(前年同期191億5700万円の黒字)へ、最終損益を20億円の黒字から収支均衡(同244億1700万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。
原燃料価格の高騰や各国の金融引き締めに伴う景気回復の遅れを背景に、全般的に需要の低迷が続いており、売上高の回復に時間を要していることが要因。また、薄型パネルディスプレー用ガラスやガラスファイバの稼働率低下などによる原価高や、原燃料価格が想定を下回る見込みであるものの依然として高い水準にあることも響くとしている。
同時に発表した第1四半期(1~3月)決算は、売上高679億2200万円(前年同期比21.0%減)、営業損益19億4100万円の赤字(前年同期105億1500万円の黒字)、最終利益8億4600万円(前年同期比94.1%減)だった。