エネルギー株が軟調 中国の指標を嫌気し、原油相場が下落=米国株個別
エクソンモービル<XOM>やシェブロン<CVX>などエネルギー株が軟調。本日も原油相場が下落しており、WTIは75ドルを割り込む場面も見られた。原油市場は日曜日に発表された4月の中国の製造業PMIが景気判断基準である50を下回ったことを嫌気している。中国の消費支出は好調なものの、経済の回復は依然としてまだら模様で、最近の指標で製造業の落ち込みが示される一方、ホリデー期間の消費支出は好調で、住宅市場の回復も続いている。しかし、国内経済が勢いを取り戻すのには苦労していることが示唆されている。
エクソンモービルやシェブロンが先週発表した決算は好調な内容を示し、株価も上昇していたが、きょうは反動が出ている模様。また、アナリストがエクソンモービルの投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も125ドルとしたことも伝わっている。
(NY時間10:30)
エクソンモービル<XOM> 116.17(-2.17 -1.83%)
シェブロン<CVX> 167.93(-0.65 -0.39%)
シュルンベルジェ<SLB> 49.24(-0.11 -0.22%)
NY原油先物6 月限(WTI)(NY時間10:31)
1バレル=75.36(-1.42 -1.85%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美