本日注目すべき【好決算】銘柄 GMB、大塚商会、ヨンキュウ (1日大引け後 発表分)
5月1日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
GMB <7214> [東証S] ★前期経常を40%上方修正・20期ぶり最高益更新へ
◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の23.5億円→33億円に40.4%上方修正。増益率が20.3%増→68.9%増に拡大し、20期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。値上げ効果や材料・物流コストの上昇が落ち着いたことに加え、韓国子会社における退職給付費用が想定を大きく下回ったことが上振れの要因となった。
スガイ <4120> [東証S] ★前期経常を一転27%増益に上方修正
◆23年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の5.7億円→7.4億円に31.4%上方修正。従来の3.4%減益予想から一転して26.9%増益見通しとなった。国内向け主要農薬中間物の販売が好調だったことが寄与。原燃料価格上昇分の製品価格への転嫁に加え、経費削減を進めたことも上振れに貢献した。
大塚商会 <4768> [東証P] ★1-3月期(1Q)経常は22%増益で着地
◆23年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比21.6%増の174億円に伸びて着地。主力のシステムインテグレーション事業で前年同期の供給不足が改善し、21.4%の大幅増収を達成したことが寄与。パソコンや複写機などの販売が伸びたうえ、パッケージソフトも順調に推移した。
ダイイチ <7643> [東証S] ★上期経常を一転21%増益に上方修正
◆23年9月期上期(22年10月-23年3月)の経常利益(非連結)を従来予想の7.7億円→10.4億円に34.8%上方修正。従来の10.0%減益予想から一転して21.4%増益見通しとなった。収益下押し圧力となる新型コロナウイルス感染拡大の長期化や食料品・エネルギー価格高騰の影響を、営業努力などによって想定以上に抑制することができたことが上振れの要因。
ヨンキュウ <9955> [東証S] ★前期経常を一転7%増益に上方修正・21期ぶり最高益更新へ
◆23年3月期の連結経常利益を従来予想の16億円→30.8億円に93.1%上方修正。従来の44.8%減益予想から一転して6.7%増益を見込み、一気に21期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。鮮魚や餌料・飼料の販売価格上昇に加え、子会社のウナギ・マグロ事業が順調に推移し、売上高が計画を21.9%も上回ったことが利益を押し上げた。
株探ニュース