米国株見通し:下げ渋りか、弱い雇用関連指標なら売り抑制も

市況
2023年5月2日 13時58分

(13時40分現在)

S&P500先物      4,185.00(-0.75)

ナスダック100先物  13,302.75(-4.00)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は10ドル安。長期金利は小高く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

1日の主要3指数は反落。前週末終値を上回る場面もあったが、プラスを確保できず、ダウは46ドル安の34051ドルで引けた。この日発表されたISM製造業景況感指数は景気判断の節目50を下回ったが、予想を上回り、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続方針を後押し。金利高でハイテクを中心に売られ、指数を押し下げた。一方、ファースト・リパブリック銀行の破たんの影響は限定的で、過度な警戒は後退している。

本日は下げ渋りか。前日のISM指数は価格や雇用なども強く、FRBは6月以降もタカ派姿勢を維持するとの見方から全般的に売りが出やすい。ただ、今晩のJOLTS求人件数は前回から伸びが鈍化すると予想され、金利高を抑えられれば相場は支えられるだろう。一方、JPモルガン・チェースによるファースト・リパブリック銀行の買収は市場にある程度安心感を与えたものの、相次ぐ地銀の経営破たんで目先も警戒感は根強いだろう。

《TY》

提供:フィスコ

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