加藤産が年初来高値を更新、今期は一転最終増益の見通しで配当予想も増額
加藤産業<9869>が反発し、年初来高値を更新した。前営業日の2日の取引終了後、23年9月期の連結業績予想の上方修正を発表。営業収益の見通しは1兆670億円から1兆800億円(前期比4.3%増)、最終利益は99億円から前期比微増の113億円に見通しを引き上げた。最終利益は減益予想から一転して増益の計画となったほか、年間配当予想も増額しており、好感されたようだ。
売上単価が上昇し、酒類流通事業での外食需要が回復するなか、コストコントロールが想定以上に寄与する。投資有価証券売却益の計上も利益を押し上げる要因となるという。年間配当予想はこれまで特別配当3円を含めて89円としていたが、今回これを97円に増額した。前期の年間配当は特別配当3円と記念配当4円を含めて83円だった。