ダウ先物は85ドル高 米地銀株の買戻しが続く=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:45)
ダウ先物 33824(+85.00 +0.25%)
S&P500 4156.50(+6.25 +0.15%)
ナスダック100先物 13297.75(-20.00 -0.15%)
米株価指数先物市場でダウ先物は上昇。先週の米雇用統計を受けた流れが続いている。米地銀株の買い戻しが続いていることが市場全体をサポート。パックウェスト<PACW>が時間外で買いが強まっており、米地銀株の買いに繋がっている。
同銀は資本増強計画を加速させるために四半期配当の減配を発表した。ただ、事業は健全であると述べたことに市場は敏感に反応している模様。市場からは、「資本増強優先の戦略転換にあることを考えれば、大幅な減配は驚きではない」との声も出ている。むしろ、好感されているようだ。
先週のFOMCや米雇用統計を通過して、米株式市場は底堅さを堅持している。市場では利上げ停止への期待が高まっており、6月FOMCは据え置きを確実視している。一方、米雇用統計を受けて早期利下げ期待も後退している状況。今週は10日に4月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されているが、まずはそれを確認したい意向が強いようだ。現在の予想では高インフレの状況に変化はないものと見られている。
決算では、食肉加工のタイソンフーズ<TSN>が取引開始前に1-3月期決算(第2四半期)を発表し、通期の売上高見通しを下方修正した。高インフレによる消費者のより安価な食品への移行を反映させた模様。
本日は引け後にペイパル<PYPL>やウエスタンデジタル<WDC>が発表予定。
(NY時間08:55) 時間外
パックウェスト<PACW> 7.71(+1.95 +33.86%)
タイソンフーズ<TSN> 54.78(-5.91 -9.74%)
アップル<AAPL> 172.93(-0.64 -0.37%)
マイクロソフト<MSFT> 309.22(-1.43 -0.46%)
アマゾン・ドット・コム<AMZN> 105.38(-0.28 -0.27%)
アルファベット<GOOG> 105.64(-0.58 -0.55%)
テスラ<TSLA> 173.55(+3.49 +2.05%)
メタ・プラットフォームズ<META> 230.95(-1.83 -0.79%)
AMD<AMD> 89.55(-0.29 -0.32%)
エヌビディア<NVDA> 285.25(-1.55 -0.54%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美