ヘリオスTHがカイ気配スタート、今期最終益95%増の計画を好感
ヘリオス テクノ ホールディング<6927>がカイ気配スタート。8日の取引終了後、23年3月期の連結決算発表にあわせ、24年3月期の業績予想を開示した。今期の最終利益は前期比95.4%増の5億3000万円と大幅増益の計画を示し、好感されたようだ。
売上高は同27.7%増の102億円を見込む。ランプ事業では主力製品の露光装置向け光源ユニット用ランプで安定的な収益確保に努めるほか、製造装置事業では新規の設備投資やメンテナンス・改造工事など幅広い顧客対応を行う方針。パワー半導体の分野でも製造装置の開発や事業化を積極的に進める。
23年3月期の連結決算は、売上高が前の期比10.8%減の79億8700万円、最終利益が同34.6%減の2億7100万円だった。製造装置事業で立ち上げ作業が効率的に実施できたことや、一部案件での検収前倒しに伴う売上原価の低減などが奏功し、最終利益は計画を上振れて着地した。