ルーシッドが下落 生産台数見通しを従来見通しの下限付近に修正=米国株個別
電気自動車(EV)のルーシッド<LCID>が下落。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高が予想を下回ったほか、EBITDAの赤字も予想以上に膨らんだ。出荷台数も予想を大きく下回っている。
また、同社は今年の生産台数を1万台以上のペースに変更しており、従来の1万-1万4000台の下限付近を見込んだ。今回の計画変更は、年初の生産台数が予想を下回ったことに起因する。
同社はテスラ<TSLA>の競合になるであろう企業のグループから抜け出し、EV市場で確固たる地位を築こうとしている。ただ、知名度に苦しんでおり、ブランドの認知度を拡大することが最優先事項だと述べた。
ただ、アナリストからは「同社はまだ、数字に重点を置くような企業ではない。そのため、売上高とEBITDAの未達で、劇的に物語が一変するようなものではない」との前向きな声も出ている。
(1-3月・第1四半期)
・売上高:1.49億ドル(予想:1.99億ドル)
・1株損益(調整後):-0.43ドル(予想:-0.40ドル)
・EBITDA(調整後):-6.44億ドル(予想:-5.92億ドル)
・出荷台数:1406台(予想:1835台)
(NY時間10:22)
ルーシッド<LCID> 7.11(-0.60 -7.78%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美