オーナンバが急伸し11年11カ月ぶり高値、ワイヤハーネス販売拡大で第1四半期最終益77%増
オーナンバ<5816>が急伸し900円台に乗せた。2011年6月以来、およそ11年11カ月ぶりの高値水準で推移している。9日の取引終了後に発表した23年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算は、売上高が前年同期比12.6%増の108億6200万円、最終利益が同76.9%増の5億2500万円だった。最終利益の進捗率は、中間期の計画に対し75%に上り、業績の上振れを期待した買いを集めたようだ。
半導体をはじめとする部材の供給不足問題が改善に向かうなか、受注残の解消が進み、ワイヤハーネス(組み電線)部門を中心に販売が拡大した。製品価格の改定に継続的に取り組んだことなども奏功した。