塩野義が反落、今期純利益16%減見通しを嫌気
塩野義製薬<4507>が反落している。午後1時ごろ、24年3月期業績予想を発表。売上高を前期比5.5%増の4500億円とした一方、純利益を同16.2%減の1550億円と2ケタ減益を予想しており、これを嫌気した売りが出ている。
売上高は堅調を見込むものの、COVID-19関連製品の販売や海外でのゾコーバの自社販売体制構築に伴う販管費増が利益面で重しとなる。また、前期に米ギリアド・サイエンシズ<GILD>との訴訟和解に伴う一時金を計上した反動も出る見通し。配当予想は前期比15円増の150円と増配を計画する。同時に発表した23年3月期決算は、売上高が前の期比27.3%増の4266億8400万円、純利益が同62.0%増の1849億6500万円だった。