米労働市場の軟化は、市場の米利下げ期待を支えるには遅過ぎる
米労働市場は徐々に軟化しているが、今年のFRBの利下げに対する市場期待をサポートするほどは速くはないとの指摘が出ている。現在の非農業部門雇用者数(NFP)の伸びは6カ月移動平均を下回っている一方、高い賃金インフレが続いているほか、住宅市場が再び回復していることから、インフレは粘着性を見せているという。
更に、インフレを現在の5%から目標の2%まで引き下げるというFRBのコミットメントを市場は過小評価しているとも指摘している。市場のコンセンサスは9月からの利下げを想定しているが、FRBが年内に利下げを行うとは考えていないとも述べている。
NY株式10日(NY時間11:21)
ダウ平均 33491.86(-69.95 -0.21%)
ナスダック 12258.37(+78.82 +0.65%)
CME日経平均先物 29035(大証終比:-105 -0.36%)
USD/JPY 134.52 EUR/USD 1.0979 GBP/USD 1.2625
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美