伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (5月11日記)
日経平均株価は、昨晩の225先物が上値重く推移したことで、本日の寄り付き値が下放れて始まる公算です。
本日の寄り付きでの一段安は、5月2日の高値2万9278円が戻り高値になっている可能性を示唆するうごきになるので、本日は価格が上昇しても、昨日の高値2万9195円程度で上値を抑えられると考えられます。
本日は8日の安値2万8931円を割れると、弱気の流れを確認して、その後下げが勢いづく可能性が出てきます。寄り付き後、早い時間帯で一気に8日の安値を割れる展開になる場合、本日は大幅安になる可能性を考えておきます。
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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「高速取引・AI・アルゴのやっかいな値動きに負けない 弱者でも勝ち続ける『株』投資術」、「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。
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