シャルレは急落、2期連続の最終赤字見通しで株主優待制度も廃止
シャルレ<9885>は急落した。10日の取引終了後、24年3月期の業績予想を開示した。売上高は前期比3.8%減の127億5000万円、最終損益は6000万円の赤字(前期は7億4000万円の赤字)を見込む。最終赤字の見通しを嫌気した売りが出たようだ。
レディースインナー等販売事業では、コロナ禍で落ち込んだ訪問販売の需要低下が今後も継続すると想定。商品の在庫ロスも発生するとみて、業績予想に織り込んだ。今期の年間配当は前期と横ばいの8円とした。
同時に配当方針の変更を発表した。今期から年間8円を下限としつつ、配当性向を70%程度とし、いずれか多い方を基準として継続的な配当を行う。一方で、配当による利益還元に集約することが適切と判断し、株主優待制度は廃止する。