FDIC、米大手銀に数十億ドルの追加料金を課す計画=米国株個別
米連邦預金保険公社(FDIC)はきょう特別査定を発表し、預金保険基金を補充するため、米大手銀に数十億ドルの追加料金を課す計画を明らかにした。この措置は、3月に破綻したSVB、シグネチャー銀の2行のすべての預金に保険をかけるという異例の措置を実施したことに起因する。FDICは、通常25万ドルまでの口座にしか適用されない預金保険基金が約158億ドルの損害を被ったと見積もっている。
この計画はまだ理事会の投票が必要で、最終決定までに今後数カ月間で微調整される可能性がある。しかし、FDICは大手銀がそれを負担することになることを明らかにした。
500億ドル以上の資産を持つ金融機関が手数料の95%を負担し、50億ドル未満の金融機関は負担する必要がないと発表した。FDICのグルーエンバーグ会長は声明で、「保険に加入していない預金を大量に持つ大手銀が最も恩恵を受けた」と述べた。
支払いは来年から四半期ごとに8回に分けて行う可能性があり、FDICは米国内の数千の銀行のうち113の銀行が支払う必要があると予測している。
(NY時間10:44)
JPモルガン<JPM> 135.92(-0.56 -0.41%)
シティグループ<C> 45.74(-0.64 -1.37%)
バンカメ<BAC> 27.15(-0.17 -0.62%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 38.20(-0.08 -0.21%)
ゴールドマン<GS> 320.67(-1.88 -0.58%)
モルガン・スタンレー<MS> 82.36(-1.36 -1.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美