名村造が急反発し年初来高値を更新、前期3期ぶり復配を材料視
名村造船所<7014>が急反発し年初来高値を更新した。11日の取引終了後、これまで未定としていた23年3月期(前期)の期末配当について5円で決定したと発表した。前期は3期ぶりの復配となり、材料視されたようだ。
同時に発表した23年3月期の連結決算は、売上高は前の期比48.7%増の1240億8000万円、最終損益は111億9400万円の黒字(前の期は84億1900万円の赤字)だった。新造船事業では、連結子会社の函館どつくにおける操業量の増加と円安の影響が業績を押し上げる要因となった。
24年3月期は、売上高については前期比1.5%増の1260億円、最終利益は同50.9%減の55億円を見込む。今期の年間配当予想は未定とした。