タカトリはカイ気配で急反騰、旺盛な設投意欲追い風に今9月上期は営業35%増益達成
タカトリ<6338>はカイ気配スタートで急反騰をみせている。2月中旬に急落して以降は下げトレンドを余儀なくされ、ゴールデンウィーク狭間の今月2日には3905円の年初来安値をつけたが、その後も安値圏でのもみ合いが続いていた。きょうは満を持して4日ぶりに大きく切り返す展開となった。前週末12日取引終了後に発表した23年9月期第2四半期(22年10月~23年3月)決算は営業利益が前年同期比35%増の8億2500万円と急増、特に1~3月期の伸びが際立っており、これを好感する買いを呼び込んだ。脱炭素への取り組みを背景に電気自動車(EV)シフトやロジック半導体の活発な投資需要が追い風となっている。特にパワー半導体の設備投資意欲は旺盛で、同社が手掛ける精密切断加工装置などが好調で収益に貢献している。足もとの好調な業績を材料視する形で投資資金が流入している。