大豊工業はマド開け急伸、業績急回復予想でPBR0.3倍台は株高修正に拍車
大豊工業<6470>が続急伸、マドを開けて買われ一時7.3%高の843円と値を飛ばした。5月9日の年初来高値792円を大幅更新し、22年1月以来1年4カ月ぶりの高値圏に浮上。トヨタ系の滑り軸受け・ダイカストメーカーで、バッテリー及びモーター、パワーコントロールユニットといった電動化製品にも力を入れ、電気自動車(EV)シフトの動きにも抜かりなく対応している。また、燃料電池車「新型ミライ」向けに同社のアルミダイカスト製品が採用されるなど商品競争力が高く、このほか燃料電池セパレーターの育成にも努めている。24年3月期営業利益は前期比3.5倍の24億円を見込んでおり、業績変化率の高さが注目されるほか、0.3倍台のPBRは見直し余地が大きく株主還元強化への期待も内包している。