注目銘柄ダイジェスト(前場):長野計器、日本精工、DMPなど

市況
2023年5月15日 12時04分

SBI新生銀<8303>:2804円(+219円)

大幅続伸。SBIHD子会社のSBI地銀HDが、1株2800円でTOBを実施すると発表している。非公開化を目的としており、同行では賛同の意見を表明している。TOB期間は5月15日から6月23日まで。株主をSBIHDと国の機関に絞り込んだ上で、公的資金返済への道筋を探る方針のもよう。なお、寄り付きからTOB価格を上回る状態での株価推移が続く形に。

恵和<4251>:1055円 ウ -

ストップ安売り気配。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は1.7億円で前年同期比89.5%減と大幅減益になり、業績予想も下方修正している。上半期営業利益は従来予想の20.4億円から6.7億円、同73.0%減に、通期では59億円から27.4億円、前期比50.8%減にそれぞれ下方修正。在庫調整が長期化するノートPCやタブレット製品向け光学シートの需要回復が想定以上に遅れる見通しとしている。

長野計器<7715>:1618円(+300円)

ストップ高。先週末に23年3月期の決算を発表、営業利益は47.3億円で前期比33.0%増となり、従来計画の42.3億円を上振れる着地に。また、24年3月期は61億円で同29.1%増を計画している。想定以上の大幅増益見通しにポジティブなインパクトも先行のようだ。また、新中期計画も発表しており、25年3月期営業利益79億円、26年3月期97億円と、今後も高い収益成長の継続を見込んでいる。

日本精工<6471>:872円(+96円)

大幅反発。先週末に23年3月期の決算を発表、営業利益は329億円で前期比11.9%増となり、従来計画の280億円を上振れ着地。また、24年3月期は415億円で同26.0%増の見通しとしており、市場コンセンサスを40億円ほど上回る。想定以上の好業績に加えて、発行済み株式数の4.8%に当たる2500万株、220億円を上限とする自己株式の取得実施も発表しており、ポジティブな反応が先行している。

オリンパス<7733>:2251.5円(-186.5円)

大幅反落で年初来安値更新。先週末に23年3月期の決算を発表、営業利益は1866億円で前期比27.7%増となり、1900億円強の市場予想を下振れ。また、24年3月期は1630億円で同12.7%減の見通しとしており、2000億円強のコンセンサスを下回る水準に。米国FDA対応の品質改善費用や先行投資費用などのコスト増を見込んでいる。5500万株、1000億円を上限とする自社株買いも発表しているが、想定以下のガイダンスをマイナス視の動きが優勢に。

クリアル<2998>:3580円(+70円)

大幅に4日ぶり反発。23年3月期の営業利益予想を従来の4.80億円から5.47億円(前期実績3.13億円)に上方修正している。不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」が知名度と信頼度向上に伴い順調に推移し、当初想定を上回る利益率で物件売却が実現しているため。また、CREALで4月に計4件約21億円のファンドを組成完了した。累計調達額は275億円を突破したとしている。

DMP<3652>:2564円(+372円)

大幅に反発。24年3月期の営業損益予想を前期比454.3%増の1.50億円の黒字と発表している。ロボテックモビリティ事業部とテクノロジー製品事業部を新設し、既存分野事業の強化と成長分野事業の加速を図る。同時に発表した23年3月期の営業損益は0.27億円の黒字(前期実績1.26億円の赤字)で着地した。製品事業での画像処理半導体「RS1」の好調な量産出荷などが寄与し、黒字に転換した。

eWeLL<5038>:4650円(+520円)

大幅に3日続伸。23年12月期の営業利益予想を従来の8.09億円から8.64億円(前期実績6.92億円)に上方修正している。顧客の増加で計画よりも好調に推移し、今後も継続して業績拡大が見込まれるため。第1四半期(23年1-3月)の営業利益は2.23億円で着地した。説明資料によると、前年同期比37.7%増。訪問看護専用電子カルテ「iBow」の新規顧客獲得に注力したことが奏功した。

《ST》

提供:フィスコ

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