青山商がS高で年初来高値を更新、大幅増配計画を材料視
青山商事<8219>がストップ高の水準となる前営業日比150円高の1118円に買われ、年初来高値を更新した。前週末12日の取引終了後、23年3月期の連結決算と、24年3月期の業績と配当予想を開示した。配当に関しては、前期の年間配当をこれまでの予想から5円増額したうえで、今期の年間配当予想は前期比16円増配の42円とし、材料視されたようだ。
23年3月期の売上高は前の期比10.6%増の1835億600万円、最終利益は同3.2倍の42億7800万円だった。コロナ禍で停滞した買い替え需要の回復などを背景に、主力のビジネスウェア事業が好調だった。24年3月期は売上高で1970億円、最終利益で70億円を見込む。不動産賃貸料や不動産賃貸原価に関する計上方法の変更があり、決算短信に前期と比較した増減率の記載はない。