FCE Holdings ---2Q売上高21.24億円、「RPA Robo-Pat DX」など導入社数が順調に推移
FCE Holdings <9564>は12日、2023年9月期第2四半期(22年10月-23年3月)連結決算を発表した。売上高が21.24億円、営業利益が4.12億円、経常利益が3.97億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が2.61億円となった。2022年9月期第2四半期は、四半期連結財務諸表を作成していないため、2023年9月期第2四半期の対前年同四半期増減率は記載していない。
DX推進事業セグメントの売上高は10.18億円、セグメント利益は2.00億円となった。同社グループ商品「RPA Robo-Pat DX」は事務部門が自分で自動化できるRPA、という考え方に基づき現場の業務フローと必要な機能を追究し、継続的に改善を重ねながら、更なる事業拡大に向けて広告宣伝等も積極的に行ってきた。現場の最前線で業務にあたりながらRPAを使いこなすための「ロボパットマスター認定プログラム」の受講者数を継続的に増やし、DX推進並びに生産性向上を実現する人材の育成にも注力することで市場と事業の両面の拡大を実現している。導入社数は2023年3月末時点で1,107社となっている。
教育研修事業セグメントの売上高は10.31億円、セグメント利益は1.63億円となった。研修事業においては、同社グループ商品「Smart Boarding」(クラウド型オンボーディングサポートサービス)が、eラーニングの市場ニーズの成長を背景に、導入企業数を伸ばすことができ、導入社数は2023年3月末時点で523社となった。教育事業は、2022年1月に学習塾運営事業を外部へ売却したことによる減収・減益の影響を受けたが、その他の既存事業は事業全体が堅調に推移した。
2023年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.1%増の40.59億円、営業利益が同27.3%増の5.78億円、経常利益が同23.1%増の5.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同23.7%増の3.70億円とする期初計画を据え置いている。
《NS》