タクマ---23年3月期増収・2ケタ増益、受注済みプラントの建設工事が順調に進捗

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2023年5月15日 14時33分

タクマ<6013>は12日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比6.4%増の1,426.51億円、営業利益は同39.1%増の138.13億円、経常利益は同37.9%増の146.84億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同29.4%増で過去最高の96.21億円となった。

環境・エネルギー(国内)事業について、当年度においては堅調な需要の獲得に努め、ごみ処理プラントのBTO事業や燃料転換を含むバイオマス発電プラントの建設工事などを受注したものの、ごみ処理プラントのDBO事業3件の受注があった前期に比べ受注高は345.84億円減少の1,302.80億円となった。また、売上高は前年同期比73.28億円増の1,159.85円、営業利益は同39.68億円増の148.75億円となった。EPC事業における案件構成の変化のほか、O&Mや新電力事業等のストック型ビジネスが堅調に伸びたことなどから、増収増益となった。

環境・エネルギー(海外)事業について、当年度においては、タイにおいてエネルギープラントの新設工事、ベトナムにおいて廃棄物処理プラントの新設工事を受注し、受注高は前期に比べ38.87億円増加の59.22億円となった。また、売上高は同3.46億円増の13.51億円、営業損失は1.72億円(前年同期は2.18億円の損失)となった。前期受注した廃棄物発電プラントの設備更新工事の進捗もあり増収となり、営業損失は縮小した。

民生熱エネルギー事業について、当年度においては、新型コロナウイルス感染症の影響により停滞していた設備稼働率や新規設備需要に回復が見られ、前期に比べ受注高は15.70億円増加の184.00億円、売上高は同8.13億円増の173.12億円、営業利益は同2.42億円増の9.15億円となった。

設備・システム事業について、当年度においては、半導体産業用設備が堅調に推移したほか、建築設備事業における大型案件の受注により、受注高は前期に比べ54.10億円増加の143.28億円となった。また、売上高は同2.30億円減の83.60億円、営業利益は同1.69億円増の8.26億円となった。リードタイムの長期化などもあり売上高は減収となったものの、建築設備事業の損益改善などにより、営業利益は増益となった。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.3%増の1,460.00億円、営業利益が同18.2%減の113.00億円、経常利益が同18.3%減の120.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.7%減の83.00億円を見込んでいる。また年間配当は前期比5円増の1株当たり48円に増配する方針。

《NS》

提供:フィスコ

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