ミロク情報サービス---23年3月期は2ケタ増収、システム導入契約売上高・サービス収入ともに伸長

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2023年5月15日 16時52分

ミロク情報サービス<9928>は12日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比13.3%増の414.61億円、営業利益は同27.0%増の60.84億円、経常利益は22.4%増の58.39億円、親会社株主に帰属する当期純利益は2022年3月期に持分法適用会社の株式譲渡による多額な利益計上があったため同16.6%減の37.67億円となった。

中堅・中小企業向けの主力ERP製品を中心にソフトウェア売上が増加し、併せて新規顧客へのシステム導入に伴うソフトウェア保守収入が伸長した。さらにクラウドサービスの利用社数の増加に加え、ERP製品の一部サブスクリプション型での提供によりソフトウェア使用料収入が伸長し、ストック型の安定的なサービス収入が大きく増加した。

システム導入契約売上高は前年同期比16.8%増の236.46億円となった。ハードウェア売上高は同26.7%増の39.39億円、ソフトウェア売上高は同11.2%増の138.02億円となった。ユースウェア売上高は同25.4%増の59.04億円となった。

サービス収入の合計は同9.6%増の142.55億円となった。会計事務所向けの総合保守サービスであるTVS(トータル・バリューサービス)収入は、同0.6%増の25.34億円となった。ソフト使用料収入は、顧問先企業向けの低価格なソフト使用料収入の伸長やサブスクリプションモデルの採用等により、同41.6%増の39.34億円となった。企業向けのソフトウェア運用支援サービス収入は、新規顧客の保守契約の増加により、同1.6%増の56.84億円となった。ハードウェア・ネットワーク保守サービス収入は、同0.9%増の15.18億円、サプライ・オフィス用品は、同3.9%減の5.82億円となった。

2024年3月期通期の連結業績予想については、「ビジネスモデル大転換元年」と位置づけ、一括で売上が計上される売切り型から利用期間に応じて売上計上されるサブスクリプション型への移行スピードを加速するため、売上高が前期比0.3%増の416.00億円、営業利益が同0.3%増の61.00億円、経常利益が同6.2%増の62.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.8%増の41.00億円を見込んでいる。

《YI》

提供:フィスコ

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