システムズ・デザイン---23年3月期は2ケタ増収増益、期末配当金の増配を発表
システムズ・デザイン<3766>は12日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比12.8%増の94.10億円、営業利益が同76.2%増の5.88億円、経常利益が同70.9%増の6.05億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同59.0%増の3.80億円となった。
システム開発事業の売上高は前年同期比20.2%増の52.08億円、営業利益は同108.6%増の3.98億円となった。上期中心に主要顧客のシステムリプレースに伴う案件受注が集中し、大きく業績を牽引した。また、ローコード開発ツールを活用した開発業務や、子会社の業績も堅調に推移し、売上、利益ともに好調に推移した。
アウトソーシング事業の売上高は同4.9%増の42.01億円、営業利益は同33.0%増の1.90億円となった。新規案件の獲得や主要顧客からのコンタクトセンターサービスなどの受注が堅調に推移し、また、子会社においては新型コロナウイルスにかかる医療保険の請求等が上期中心に増加し、売上、利益ともに順調に推移した。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比0.1%増の94.21億円、営業利益は同33.6%減の3.90億円、経常利益は同34.2%減の3.98億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同39.1%減の2.31億円を見込んでいる。
また同日、2023年3月期業績ならびに株主還元の一層の拡充等を総合的に勘案し、期末配当金について、普通配当を直近の配当予想より4.00円増配(前期比9.00円増配)し、1株当たり24.00円とすることを発表した。なお、2024年3月期の配当予想についても、株主還元をより一層進めていくため、普通配当として1株当たり2.00円増配し、26.00円としている。
《NS》